その昔、住宅用の太陽光発電を導入する理由の一つとして、
儲かるから
というのがありました。
FIT(固定価格買取制度)のおかげで、導入した年から10年間は固定価格で買い取ってもらえました。
10年前の2013年だと、38円/kWhでした。
しかし、時は経ち・・・、今でも制度は残っているものの、買い取り価格は下がりました。
私の導入した2022年は17円/kWh、そして2023年だと16円/kWhです。
さらには、10年後の卒FITと言われる価格は、電力会社によって異なりますが、
例えば東京電力では、
8.5円/kWhのようです。
この価格だと、ほとんどの電力会社、時間帯で買電価格>売電価格、となるのではないかと思われます。
その当時のことは私にはわからないのですが、当時導入された方々は10年後こうなることを想定されていたのでしょうか?
そして、最近導入した、もしくはこれから導入しようとする方々は10年後はどうなると考えてらっしゃるでしょうか?
・・・残念ながら、未来はわかりません。
ただ、想像するならば、東京で太陽光発電設置義務化、とかすでに現段階で話題になったりしましたからね、自然エネルギーの活用が推進されることは間違いないのかなぁ、と。
また、直近では電力各社が値上げ申請しているので、電気料金上昇の流れはしばらく続くのかなぁ、とか。
すでに、「再エネ賦課金」が電気料金に載せられていますからね、自然エネルギーを使用しないと不利になる料金形態になってくるかもしれません。
今後は、住宅用の太陽光発電を導入する理由としては、
儲かるから、ではなく、
電気料金で損しないように
となるのではないか、とぼんやり想像してみます。